昭和16年夏の敗戦を読んでみた

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昭和16年夏の敗戦を読んでみた

僕がこの書籍を手にしたのは、悪夢の民主党政権時代に予算委員会で石破茂議員が米軍の基地移転問題に触れる際に、この本を引き合いに出していたことで凄く印象に残ったのが理由。

本のタイトルは昭和16年夏の敗戦になってるが、大東亜戦争で敗戦したのは昭和20年8月なのにどうしてこのようなタイトルが付いてるのか読むまで判らなかった。

 

■この本を読んで判ったこと

 

・日本が真珠湾を攻撃したことでアメリカとイギリスに宣戦布告を行い太平洋戦争の開戦となったが、それ以前にアメリカとの戦争の結果、日本は敗戦することが既に明示されていた。

・極東軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯として処刑された東条英機も昭和天皇も戦争反対の立場であった。

・学校の教科書に書かれていない「総力研究所」というのが開戦前に発足し、日本の知識人や超エリート集団を結成してアメリカとの戦争シミュレーションを徹底的に行いった。
その結果、開戦の引き金となった真珠湾攻撃と長崎・広島への原爆投下以外をほぼ正確に予測しており、もちろんソ連の裏切りによる侵攻も予測していた。

 

■まとめ

負けると判っていながらなぜ開戦に踏み切ったというと、過去に戦争で負けた経験がないことにより国民世論や大手マスコミからの煽りで国内の空気を読んで開戦を決める。

今の日本社会も国民性も全然変わっていないことが判る内容だ!

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